茶殻リサイクルで生まれるアップサイクルバッグ

レッザボタニカ® お茶

家庭でも、急須でお茶をいれた時に残り捨ててしまう『茶殻』。
緑茶飲料を製造する伊藤園でも、製造過程で大量の茶殻が発生します。
その量は年間54,800トン(2020年)。
これは10t車で約5,700台分にもなります。
伊藤園では、これらの茶殻を堆肥や飼料などに活用してきましたが、より効果的な茶殻の活用の方法はないものか…。
未来を見据え、茶殻のリサイクル研究が伊藤園で始まりました。

伊藤園独自のリサイクルのイメージ

研究が進む中、限りある様々な資源の代替原料として茶殻をリサイクルし、お茶が持つ可能性(爽やかな香り、消臭・抗菌効果)を食以外の分野に広げ、様々な製品の開発をする伊藤園独自のリサイクルが構築され、建材や日用品などが生まれています。

茶殻染色剤

茶殻に含まれる緑茶成分のカテキンにより、抗菌・消臭効果を備え、自然由来の”茶殻”を原料としているため、身に付けるものにも安心して使用できる素材です。

茶殻染色剤でつくる『レッザボタニカ お茶』

東京・浅草の地で長く革を取り扱ってきた富田興業(株)。
ワインの搾かすなど本来食品廃棄物となるものを活用し、植物性の成分でつくった環境負荷の少ない革シリーズ「レッザボタニカ®」を開発しています。
単なる素材の原料化や再利用ではなく、元の製品よりも次元・価値の高いモノを生み出す可能性を探す旅を続ける中、茶殻染色剤と出会いました。

革づくりには、”皮”から”革”に変える耐熱性と化学試薬や微生物に対する抵抗性を持たせ、表面に革らしさを生み出すために必要不可欠な「鞣(なめ)し」という工程があります。いくつかの種類がある鞣しの中で、革の味わいを最大限に引き出してくれるのが植物由来の鞣剤(じゅうざい)使用する「タンニン鞣し」です。
伊藤園が開発した「茶殻染色剤」には、鞣(なめ)し工程において原料革の防腐性を高め、変形を抑える鞣剤としても活用できるものでした。

日本では、タンニン鞣しの工程で使う鞣剤(のほとんどを南アフリカや南アメリカからの輸入に頼っています。
今回、伊藤園が開発した「茶殻染色剤」は、そのもととなる茶殻は国産茶葉を原料とした緑茶飲料であり、「茶殻染色剤」の生産も国内であるため、輸入コストや輸送にかかるCO2排出量の削減にも貢献できます。

アップサイクルレザーで生み出す豊岡鞄

豊岡鞄のコンセプトは、「高品質なものを長く繰り返し使い続けていただける鞄を生み出す」です。
豊岡鞄では、現在世界中で取り組まれているSDGs(持続可能な開発目標)に向け、廃材を使った商品作りなど様々な取り組みを行っています。
鞄作りで使う素材そのものを見直し、植物性の成分でつくった環境負荷の少ない革「レッザボタニカ® お茶」を素材とした鞄を作りました。

自然由来の素材だから、優しい風合い。
もちろん長い時間をかけてエイジングを楽しむことができます。
自分だけの鞄に育てて行くことも楽しめます。

使う素材など、できるところから見直していく。鞄づくりを通じて、持続可能な社会の実現に向けて豊岡鞄は取り組んでいます。

REFERENCE PRODUCT
-参考商品-

*下記、参考商品の発売日は未定です。決定次第、当サイトにてお知らせいたします。

PRODUCT LINEUP

- 販売中の商品 -

※価格は総額表示(税込)です。