



ふんわり、美味しそうな
「パン好きにはかかせない」ができるまで
作品のタイトルからも、かわいらしいアイデアとユーモアに溢れていることがうかがえるさらさんのデザインには、鞄としての機能を果たす実用的なアイデアが詰まっていました。
パンを鞄に落とし込むためには、様々な苦労があったのだそう。先輩職人の知恵も借りながら完成させたという職人に、完成までの裏側を伺いました。

語り手:
株式会社由利由利
会社を挙げて取り組んだ
チャレンジが生んだ、
パンそっくりな「夢のかばん」
デザイン画を見た時に、率直に可愛い鞄だなと思いました。同時に、実現するためのアイデアがたくさん出てきて、直感的に「鞄にできるかもしれない」と感じたのを覚えています。
美味しそうなパンの鞄をぜひ作ってみたいと思い、こちらを選ばせていただきました。
特にこだわったのは、いかに本物のパンに見せることができるか。
私は2回目の参加となるのですが、去年よりさらに成長を感じられるような「夢のかばん」を制作できればと思い再度チャレンジさせていただきました。
デザイン画を見た時は「鞄に起こせそう」と感じたものの、社内に持ち帰って制作に取り掛かると、パンに見える質感や丸みのある形状など、どう具現化をすれば良いのか、考えれば考えるほど難しいなと感じました。
「いかに本物のパンに見せることができるか」を特にこだわりました。
通常、製品として生産するものはシワや模様があまり好まれないのですが、あえてそのような特徴のあるレザーを使用することで本物のパンらしくすることができました。
さらさんのデザイン画の中に、パンに挟む食材を生地で表現したいという具体的なアイデアがあったのですが、ポーチに変えてみたらどうかと提案をさせていただきました。様々な種類のポーチで、チーズ・ハム・レタスを表現しました。
一番苦労したのが「パンの質感をどのように表現するか」という点です。この鞄の一番の顔となる部分でもありますし、ひとめ見てパンと言ってもらえるようにするにはどうすれば良いのだろうと、社内で様々な案を出し合いました。
最初は、ダーツを取ったり、生地で柔らかいものにしようかという案もありましたが、最終的に“革の絞り”でパンの形を作ることになりました。絞りはあまりやったことがない製法だったので、会社にとってもチャレンジングな取り組みになりました。
型も既存のものではすぐに準備することができず、家庭で使うお皿などを元に起こしていきました。
濡らした革を引っ張りながら型に貼り付け、乾かすことでカーブ状に変化します。裏面からは表の革が見えないように裏地を貼り合わせたのですが、こちらも同じように丸くカーブさせるのに一苦労でした。
2度目の参加ではありましたが、さらさんが思っていたものと全然違うものになってしまったら、喜んでくれないかも・・・と思うと不安がつのるばかりでした。ただ、心配な反面、どんな反応をしてくれるかなと楽しみでもありました。
社内のサポートのおかげで完成させることができました。私1人では完成できなかったと思います。
チャレンジをし続けることは大変ではありますが、できた時の達成感はひとしおです。今まで自分の中で大きく捉えていたことは、案外すんなりできることかもしれません。
1つ乗り越えられたらそれが成功体験となり、できなかったことがどんどんできるようになっていくので、お子さまの皆様にはチャレンジを続けてほしいなと思います。
夢が叶ったときの感想は?
作者のさらさんに聞きました
−「夢のかばん」を受け取ったとき、どんな気持ちになりましたか?
自分が求めていたカバンが出来てすごく嬉しかった。
−「夢のかばん」を持って、どんなところに行きたいですか?
全国のパン屋さんに行きたいです。
−職人にひとことお願いします!
私が望んでいたカバンを作ってくれて、ありがとうございました。私が望んだカバンが実現するなんて思ってもいませんでした。沢山の中の人から選んでくださり、ありがとうございました。
(親御さんより)娘の夢のかばんを実現してくださり、ありがとうございました。受け取ったかばんを背負って歩く姿は、とても誇らしげで、そして背中のパンバックはとても美味しそう笑。本人だけでなく、家族にとっても最高の宝物になりました。本当にありがとうございました。
プロジェクト総集ムービーを公開中
プロジェクトのスタートから完結までを動画でご覧いただけます。子どもたちの夢、職人の想い。「夢のかばん」づくりの過程を、オリジナル楽曲とともにお楽しみください。

製作企業

株式会社由利
普遍的な素材やデザインを用い、使う人のライフスタイルに長く、優しく寄り添えることを目指す「Atelier nuu」など、多彩な自社ブランドを展開









