



形状にとにかくこだわった
「かずのこバック」ができるまで
「お寿司の中でいちばん数の子が好き」というたおさんは、身長と同じくらい巨大なリュックのデザインを応募してくれました。そこには並々ならぬ“かずのこ愛”が込められていました。
完成したかばんは、その大きさとインパクトから贈呈式でも存在感を放っていました。大きな本体に優しいお顔のついた「かずのこバック」には、想像を超える職人の苦労と想いが込められていました。その完成までのあゆみを、制作を担当した職人に聞きました。

語り手:
マスミ鞄嚢株式会社植村
このリュックと共に、
世界中を旅してほしい
自分の大好きな握りずしである“かずのこ”を巨大なリュックにするという奇想天外な発想に一目ぼれし、この作品を選びました。
制作中の打合せ時も、しっかりとしたこだわりやご指示をいただき、このリュックへの並々ならぬ思いが伝わってきました。これはいい鞄を作らなければ・・・!と感じたことを覚えています。たおさんの要望が非常に明確だったので、スムーズに制作に落とし込むことができました。
制作時は、とにかくたおさんの思いをできるだけ正確に具現化することにこだわりました。
どうすれば「思ったものが出来た」と喜んでもらえるか、素材選びから形状まで、どう工夫すれば数の子にぎりに見えるのかを考えるのが大変でした。
まず、発泡材を数の子握りに見えるように削り込み、それを元に型紙を作成しました。発泡材を削り込んでの原型作りは初めての試みだったことや、数の子もシャリも決まった形状がなくいびつなため、型紙作成が非常に難しく、この作業に4日ぐらいかかりました。
型紙を作っては試し縫いをし、納得のいくものができるまで何度も何度も繰り返しました。
ご応募頂いた、お子様・ご家族様素晴らしいデザインをありがとうござました。作品を通じて繋がれた事に感謝申し上げます。作品を手がけた弊社の若手社員も良い経験になり、出来た時の達成感も味わえることが出来ました。
たおさんには、数の子リュックを背負って世界中を旅行してもらいたいです。
夢が叶ったときの感想は?
作者のたおさんに聞きました
−「夢のかばん」を受け取ったとき、どんな気持ちになりましたか?
ものすごく嬉しい気持ちです。
鍵と顔とポーチと大きいところがお気に入りです。
−「夢のかばん」を持って、どんなところに行きたいですか?
次の万博開催地、サウジアラビア
−職人にひとことお願いします!
目が付いていたり、のり巻きが付いていたり、ポーチがあったり、ロックが凄くゲンジュウで良いなと思いました。
お米のポーチは、中までちゃんとゲームやソフト入れが付いていてすごいなって思いました。
ボタンを押すとロックが解除出来たり、ロックに番号があってすごいなって思いました。カッコイイ!
プロジェクト総集ムービーを公開中
プロジェクトのスタートから完結までを動画でご覧いただけます。子どもたちの夢、職人の想い。「夢のかばん」づくりの過程を、オリジナル楽曲とともにお楽しみください。











