まるで本物の蝶々
「アオスジアゲハのかばん」制作ストーリー

作者のしおりさんは、アオスジアゲハを家で育てているほど大好きなのだそう。「羽が閉じるように」というワクワクするようなアイデアが、職人の心を掴んだ作品です。

完成品の鞄は、まるで今にも羽ばたいていきそうな美しい蝶々そのもの。しおりさんのアオスジアゲハへの想いを受けて、見た目を出来る限り本物に近づける工夫が散りばめられています。「ものを運ぶ」という鞄の機能を失わずに蝶々の羽を再現するには、職人のアイディアが光っていました。

語り手:
株式会社足立西垣

たくさん使ってもらいたい。
見た目の美しさプラス、
実用性も考慮した「夢のかばん」

厚みやボタンの仕様など、細かいところまで丁寧にデザインされていて、アオスジアゲハに対する想いがひしひしと伝わってきました。
“羽が閉じられるようにしたい”というしおりさんの想いをそのまま鞄に出来たらおもしろそうだなと思い、この作品を選びました。

打ち合わせの段階から、「鞄を長く使いたい」と言ってくれていました。その思いを表すかのように、「羽の形は上下の境目が分かる様にしたい」「模様の色は少しずつ変化させたい」など、デザインに対する具体的なアイデアやこだわりをきちんと伝えてくれました。自分の考えたものが形になるのをすごく楽しみにしてくれていると感じ、見た目を出来る限りアオスジアゲハらしく作ろうと考えました。

羽の形や模様の色味など、見た目がいかに本物の蝶のようにできるかにこだわりました。ただ、蝶のかたちをそのまま鞄にすると物の出し入れがしにくくなると考え、外側と内側で形を変化させ、鞄として使いやすい様にしようと心がけました。
ショルダーは幼虫をイメージしてデザインしたと教えてくれたので、可愛さもありながら幼虫らしくなるように紐を編んで作りました。

羽を閉じるためには鞄を薄くしないと難しかったのですが、「本を入れたい」というしおりさんの要望も同時に叶えたかったので、少しでも鞄の容量が増えるように工夫を施しました。羽根を広げた時には厚みがあるものを入れられるようマチをつくり、羽を閉じる際はたたんで鞄を薄くできるように設計しています。
羽を閉じても開いても、両方の状態で蝶だとわかるような羽の形や模様の位置を決めるのに特に苦労しました。

しおりさんの想いを完成させることができて本当によかったと思っています。
たくさん使ってもらえること、鞄を気に入ってもらえること、喜んでくれることを考えて作りました。

夢が叶ったときの感想は?
作者のしおりさんに聞きました

−「夢のかばん」を受け取ったとき、どんな気持ちになりましたか?

物凄く嬉しかった。自分が想像していた鞄を作ってもらえて、嬉しかったです。

−「夢のかばん」を持って、どんなところに行きたいですか?

植物園や公園など蝶がいる所に行きたいです。

−職人にひとことお願いします!

私しか持っていない、世界に一つだけのかばんを作ってくれてとてもうれしいです。
学校の行事により、直接お礼をいう事は出来ませんでしたが、本当にありがとうございます。

(親御さまより)娘の作品を選んでいただき、本当にありがとうございます。
本人なりに色々と拘りがあり、それを形にするのは大変だったと思いますが、鞄を手にした時の娘の顔は感動でいっぱいでした。親子にとって参加できた事はとても素敵な思い出となりました。
これからはこの鞄と一緒に家族の思い出を作っていきたいと思います。

プロジェクト総集ムービーを公開中

プロジェクトのスタートから完結までを動画でご覧いただけます。子どもたちの夢、職人の想い。「夢のかばん」づくりの過程を、オリジナル楽曲とともにお楽しみください。

製作企業

株式会社足立

チャレンジし続けることで技術を磨き、
鞄を通して夢や喜びを提供している

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