鞄とは、革で包む、と書きます。
大切なものを、身につけて運ぶ。それが鞄の本質です。
豊岡鞄の歴史は、1200年前の柳行李から始まったとされています。
素材は革や布に変わり、西欧のバッグの影響を受けながら
そのかたちも多岐にわたっていきました。
それでも「大切なものを運ぶ」という豊岡鞄の想いは、
現代においても変わることはありません。
大切なものを入れる鞄だからこそ、
素材や縫製などの品質にこだわって厳しい基準をつくる。
地域で切磋琢磨しあい、どこまでも匠の技術を磨く。
持つ人の美意識に応えるような、道具としての美しさをめざす。
あなたの大切なものを、運ぶために。
私たちは、どこまでも「鞄」らしくあることにこだわっていきます。
豊岡で育まれ
ものづくりの⻑い歴史と
職⼈の技術が⽣んだ
優れた鞄を通じて
「安⼼感と持つ喜び」を
お客さまに提供する
豊岡市で作られた鞄は「豊岡産」「豊岡製」「⽇本製」などと呼ぶことができます。それら豊岡産の鞄の中でも兵庫県鞄⼯業組合が定めた基準を満たす企業によって⽣産され、品質を守るための審査に合格した製品を「豊岡鞄」と認定しています。
豊岡鞄として製品認定されるためには設けられた7つの品質基準を全て満たすことが必要です。その合格率は約5割。
外観だけでなく⽬に触れることのない裏側の縫い⽬ひとつのズレさえも許されません。優れた鞄を安⼼して使っていただくために豊岡鞄は品質の細部にまでこだわることを約束します。
豊岡市は兵庫県の但⾺(たじま)地域である北部に位置し兵庫県で最も⾯積が⼤きい市。市域の約8割を森林が占め、市の中央部には豊岡盆地が広がると共に⽇本海へとつながる円⼭川が流れる⾃然豊かな地域です。鞄づくりを豊岡の⼤切な産業として地域で協⼒し合って技術を育んできました。